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musescoreでは、9連符までは簡単に自動で入力できますが、10以上の連符や、自分好みの連符も、カスタマイズして入力することができます。

しかし、カスタム連符の入力は一見して分かりづらいので、ここでやり方を詳しく紹介します。


1.基本的な連符の入力(9連符まで)

まず、基本的な連符の入力方法から説明します。

始めに、「N」キーを押して音符入力モードを解除してください。

連符1-1

写真のようになっていれば、解除されている状態です。

次に、作りたい連符の全体の長さとなる音符あるいは休符を選択します。

連符1-2

この状態で「Ctrl + 数字」を入力します。3連符の場合、「Ctrl + 3」です。

連符1-3

もしくは、メニューの「音符→連符」から選択して入力することができます。

連符1-4


2.カスタム連符の入力

続いて、本題のカスタム連符の入力について説明します。


2-1.カスタム連符を使用する場面

カスタム連符でできることは、以下の2つです。

・何連符にするかの設定
・連符に使用する音符の種類の設定

つまり、基本的な連符入力ではできず、カスタム連符で可能なことは、

・10連符以上の連符の入力
・自動で設定される連符の音符の種類の変更

となります。


2-2.カスタム連符の入力

カスタム連符は、メニューの「音符→連符→その他」から入力できます。
(通常の連符入力と同様に、「N」キーを押して音符入力モードを解除することをお忘れなく)

連符2-1

開いてみると、

連符2-2

こんな感じの画面が出てきます。この「タイプ」に入力する数字で、どのような連符になるかが決定します。

公式フォーラムの説明によると、

「"タイプ" セクションの "関係性" に数値を、例えば "4" 分音符の長さに "13" の16分音符であれば "13 / 4" といった具合に、入力する。」

とあります。これだと正直よく分からないので、詳しく説明します。


まず、左側の数字、分子にあたる部分ですが、これは簡単です。

連符2-3

3連符を入力したければ「3」、25連符を入力したければ「25」と入力します。

問題は右側の数字、分母にあたる部分ですが、ここでは使用する音符の種類を決定します。
ただ、8分音符で連符を作りたいからといって、「8」と入力するわけではありません。

ここの数字が表すものは、
「連符の全体の長さを何等分した長さに相当する音符を使用するか」
です。

この表現だと分かりにくいので、例を挙げてみます。

連符2-8

適当にいくつか連符を作ってみました。


まず、上段にある連符を見ていきます。

この場合、連符の長さはどれも2分音符相当で、連符に使用している8分音符は2分音符を「4」等分した長さです。

そのため、分母はどれも「4」になります。

連符2-8

次に、下段の左側の連符を見ていきます。

ここで連符に用いられている音符は、左から順に8分音符、16分音符、32分音符、64分音符です。

これらは、8分音符をそれぞれ「1」等分、「2」等分、「4」等分、「8」等分した長さです。

そのため、分母は左から順に「1」「2」「4」「8」となります。


ここまでくると、下段の右側の連符がいずれも「3/2」で作成できる理由が分かるんじゃないでしょうか。

ここで、応用例をひとつ紹介します。

連符2-4

これは、私が作成した楽譜の一部分です。(この曲は3/4拍子)
この連符は、付点2分音符の長さに、16分音符で「19」連符を入力しています。

連符2-5

この写真から分かるように、16分音符は、付点2分音符を「12」等分した長さです。
つまり、この連符を入力するときは、

連符2-6

付点2分音符または付点2分休符を選択した状態で、タイプの項目に「19/12」と入力します。

すると、

連符2-7

付点2分音符を「12」等分する16分音符からなる「19」連符を作成できます。


以上となります。

これで好きな連符を自由に入力することができるようになったでしょうか。